2015年8月27日木曜日

【Xcode / Swift入門】Playgroundを使ってみよう

本稿では、Xcodeの機能の一つであるPlaygroundについて説明したいと思います。

Playgroundとは、 Xcodeに組み込まれているSwiftの実行環境で、Swiftで記載したコードの実行結果をリアルタイムに表示してくれるものです。
通常、プログラミング言語を勉強する場合、コードを書いて、ビルドして、デバックして実行結果を確認して・・・という少々面倒な処理を実行しなければいけませんでした。

そういった面倒なことを省いて簡単にSwiftを勉強できるようにしたのが、このPlaygroundになります。

つまり、Swiftを勉強する上では、欠かせないツールになります。

Playgroundの起動


では、早速Playgroundを起動してみましょう。
Xcodeを起動し、Welcome to Xcodeの画面が出てきたら、"Get started with a playground"を選択します。


次にPlaygroundのファイル名を設定する画面が出てきますので、Name欄を入力します。
名前は何でも良いですが、今回は初期値であるMyPlaygroundとします。名前入力後、Platform欄にてiOSを選択し、Nextボタンを押します。


すると、プロジェクトを保存する際と同様に、Playgroundを保存する画面が表示されますので、お好きなフォルダを選択し、”Create”を押してください。

下図のような画面が表示されましたら、Playgroundの起動は完了です。Playgroundはデフォルトでは、2画面表示になっており、左側がソースコードを記載するエディタエリア右側が実行結果を即座に表示してくれるエリアになっています。


Playgroundの使い方

では、実際にPlaygroundを使ってみたいと思います。使い方は左側のエディタエリアにソースコードを記載するだけです。
今回は、文字列の変更、ラベル作成、値をグラフとして表示してみたいと思います。下記のように入力します。
※コードの詳細は別 章にて説明します。

    
if str == "Hello, playground" {
    str = "Hello Xcode!!"
}

println(str)

//ラベル作成
var rect = CGRect(x: 10, y: 10, width:200, height:50)
var label = UILabel(frame:rect)
label.backgroundColor = UIColor.lightGrayColor()
label.textAlignment = .Center
label.text = str

//グラフを表示してみます
var value = 1
for i in 1...10{
  
    i + i
    
}



※Xcode2.0の場合は、Println→Printに変更してください。
実行結果エリアに結果がすぐに表示されるのが確認できます。ただ、これだけでは、ラベルが正常に作成されたのか、グラフの値が合っているのかなど確認することができません。そういったところを確認する機能として、リザルトビューという機能があります。
確認方法は、実行結果エリアで詳細を確認したい実行結果の右側にマウスカーソルを合わせると”+”マークが出てきますので、それをクリックするだけです。



すると、上図のようにUI、値やグラフなど詳細な実行結果を確認することができます。

※Xodeの6.4よりレザルトビューは、アシスタントエディターではなく、インラインにて表示されるように仕様が変更されています。よって、本記事では、敢えてアシスタントエディターの説明を省いています。

では、次回からは、Playgroundを使ってSwifについて説明していきます。



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