Playgroundとは、 Xcodeに組み込まれているSwiftの実行環境で、Swiftで記載したコードの実行結果をリアルタイムに表示してくれるものです。
通常、プログラミング言語を勉強する場合、コードを書いて、ビルドして、デバックして実行結果を確認して・・・という少々面倒な処理を実行しなければいけませんでした。
そういった面倒なことを省いて簡単にSwiftを勉強できるようにしたのが、このPlaygroundになります。
つまり、Swiftを勉強する上では、欠かせないツールになります。
Playgroundの起動
では、早速Playgroundを起動してみましょう。
Xcodeを起動し、Welcome to Xcodeの画面が出てきたら、"Get started with a playground"を選択します。
次にPlaygroundのファイル名を設定する画面が出てきますので、Name欄を入力します。
名前は何でも良いですが、今回は初期値であるMyPlaygroundとします。名前入力後、Platform欄にてiOSを選択し、Nextボタンを押します。
すると、プロジェクトを保存する際と同様に、Playgroundを保存する画面が表示されますので、お好きなフォルダを選択し、”Create”を押してください。
下図のような画面が表示されましたら、Playgroundの起動は完了です。Playgroundはデフォルトでは、2画面表示になっており、左側がソースコードを記載するエディタエリア、右側が実行結果を即座に表示してくれるエリアになっています。
Playgroundの使い方
では、実際にPlaygroundを使ってみたいと思います。使い方は左側のエディタエリアにソースコードを記載するだけです。今回は、文字列の変更、ラベル作成、値をグラフとして表示してみたいと思います。下記のように入力します。
※コードの詳細は別 章にて説明します。
if str == "Hello, playground" { str = "Hello Xcode!!" } println(str) //ラベル作成 var rect = CGRect(x: 10, y: 10, width:200, height:50) var label = UILabel(frame:rect) label.backgroundColor = UIColor.lightGrayColor() label.textAlignment = .Center label.text = str //グラフを表示してみます var value = 1 for i in 1...10{ i + i }
※Xcode2.0の場合は、Println→Printに変更してください。
実行結果エリアに結果がすぐに表示されるのが確認できます。ただ、これだけでは、ラベルが正常に作成されたのか、グラフの値が合っているのかなど確認することができません。そういったところを確認する機能として、リザルトビューという機能があります。
確認方法は、実行結果エリアで詳細を確認したい実行結果の右側にマウスカーソルを合わせると”+”マークが出てきますので、それをクリックするだけです。
すると、上図のようにUI、値やグラフなど詳細な実行結果を確認することができます。
※Xodeの6.4よりレザルトビューは、アシスタントエディターではなく、インラインにて表示されるように仕様が変更されています。よって、本記事では、敢えてアシスタントエディターの説明を省いています。
では、次回からは、Playgroundを使ってSwifについて説明していきます。
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